新潟のそばは小嶋屋だけじゃない!地元で愛される名店5選

「新潟の蕎麦」と聞いてまず思い浮かぶのは、小嶋屋の“へぎそば”。布海苔をつなぎに使ったつややかな喉ごしは、県内外で知られる名物です。
でも実は、新潟の蕎麦文化はそれだけではありません。地域の食材を活かしたお店や、代々受け継がれてきた在来種の蕎麦を打つ職人の店など、個性豊かな蕎麦処が各地に点在しています。
今回は、ネイチャーランド椎谷のリピーター様向けにグルメ通な地元スタッフが厳選した新潟の蕎麦屋5軒をご紹介します。
1. 小千谷「わたや本店」
参照:https://orion121sophia115.blog.fc2.com/blog-entry-2253.html
へぎそば発祥の地とされる創業100年の老舗。創業は大正、現在の店舗は昭和46年築と歴史を感じさせる佇まいです。
昭和45年から49年には、当時の皇太子殿下ご一家にも供されたという由緒ある店。木の温もりを活かした和の空間で、小千谷の風土に根ざしたへぎそばを楽しめます。
和辛子が添えられているのも、小千谷や十日町地方の特徴。山葵の採れる場所ではないため、その代わりに辛子を使って食べていた名残りだそうです。
わたや公式ホームページ
2. 十日町「そばの郷 Abuzaka」
参照:https://orion121sophia115.blog.fc2.com/blog-entry-1599.html
十日町の自然に囲まれた場所で、地元産の布海苔へぎそばと田舎料理ビュッフェが楽しめる人気店。
自家栽培の食材にこだわり、「この土地ならではの味」を伝えることを大切にしています。地域を愛する想いがこもった一杯は、旅の途中で立ち寄る価値あり。
カフェメニューには、そば粉のシフォンケーキや十日町コーヒーも。
そばの郷Abuzaka公式ホームページ
3. 柏崎「叶屋」
参照:https://tjniigata.jp/gourmet/20180403062kanouya/
柏崎産の野菜を使った天ざるが名物。ご飯ものにはもちろん柏崎産コシヒカリを使用し、蕎麦屋ならではの丼メニューも充実しています。
さらに柏崎産の米粉を使ったうどんもおすすめ。地元の味覚を堪能できる一軒です。
叶屋 食べログページ
4. 刈羽「一休庵」
とろろ蕎麦と天丼セット!絶品でした
ネイチャーランドから車で10分。お馴染みのプラント5のちょっと先にある地元の名店。
店主・加納さんは、東京の天ぷら専門店で腕を磨いた後、故郷で蕎麦屋を開業。北海道や長野の玄そばを石臼で挽いた二八そばを提供しています。
名物は「三色そば」。田舎そば・白雪・変わりそばを一度に味わえる贅沢なセットで、開店当初から続く看板メニューです。
一休庵 食べログページ
5. 妙高「こそば亭」
参照:https://joetsuktr.com/food/4059/
妙高山麓の谷間に奇跡的に生き残った希少在来種「こそば」を使う希少な蕎麦処。
- そば粉:自家栽培の「こそば」を低速石臼で丁寧に製粉。
- つなぎ:伝統的な山菜「オヤマボクチ」を使用し、歯切れの良さを実現。
- そばつゆ:最高品質の本枯節と熟成かえしで仕上げた、こそば専用の特製つゆ。
ミシュランにも掲載された、ここでしか食べられない“本物の蕎麦”は、蕎麦好きなら一度は訪れたい名店です。
こそば亭公式ホームページ
まとめ
新潟の蕎麦といえば「小嶋屋のへぎそば」が代名詞ですが、県内にはまだまだ魅力的な蕎麦処が点在しています。
小千谷・十日町・柏崎・刈羽・妙高──それぞれの土地に根ざした味とこだわりを巡れば、新潟の蕎麦文化の奥深さを改めて感じられるはず。
次の新潟旅ではぜひ、小嶋屋だけでなく「もう一軒」立ち寄ってみてください。